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【しんどい?年収は?】訪問リハビリのメリットやデメリットを解説!

  • 訪問リハビリってしんどいの?
  • 年収はどのくらいもらえるの?
  • 理学療法士にとってメリットあるの?

近年では訪問事業所が増加し、訪問リハビリの分野で働く理学療法士が増えてきました。

しかし、実際に働いてみないと、仕事のしんどさやお金事情はわからないですよね

そこで当記事では、訪問リハビリで働いた経験のある僕が、訪問リハビリの大変さやメリットを紹介します。

給料が高いのかどうかについても紹介しますので、今後訪問リハビリ分野で働く予定は最後までご覧ください。

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目次

訪問リハビリのデメリット

訪問リハビリのデメリットは以下の通りです。

  • 休めない・休みにくい
  • トラブルに一人で対処する
  • 体がしんどい
  • 家が汚い場合がある

休めない・休みにくい

訪問リハビリは、自分や子供の急遽の体調不良があっても休みにくいです。

理由は他のスタッフもスケジュールが埋まっており、対応するのが難しいからです。

休みにくいと言っても、実際は休むことは可能です。

PTサク

休みが続き、他のスタッフに対応をお願いする機会が増えるといい顔もされないみたいです。

僕の知人のママさんPTの話では、子供の体調不良で休む機会が多くなった時に、表では「大変ねぇ」と優しく言っていても、裏では悪口を言われていた経験があるとのことです。

休めるとはいえ、休みにくさを感じるのはデメリットです。

トラブルに一人で対処する

訪問リハビリの現場では、利用者さんの急変や、利用者やその家族からの急なクレームなど、予期せぬトラブルに巻き込まれることがあります。

病院と違い、一人で対応する必要があり、大きなストレスを伴います。

特に、患者が急変した場合、適切な判断と迅速な対応が求められるため、リスク管理の知識と冷静さが必要です。

リスク管理については以下の本が役立ちますよ。

体がしんどい

訪問リハビリは、複数の場所を移動する必要があるため、移動疲れがあります。

利用者の家によっては、重度の介助が必要な方もいます。

病院とは違い、他のスタッフの助けを借りることができないため、身体的にも大きな負担がかかります。

会議などのスケジュールの調整も密に行う必要があるため、精神的ストレスになります。

家が汚い場合がある

失礼な言い方になるかもしれませんが、利用者の自宅が汚い場合も多いです。

掃除が行き届いていない家庭では、埃やペットの毛が原因でアレルギー症状を引き起こすことがあります。

PTサク

利用者さんに掃除してくださいとは言えないですしね

また、不衛生とは異なりますが、真夏の暑い日でもクーラーを付けたくないという利用者さんもいます。

リハビリが終わった後には、こっちが汗だくの状態です。

リハビリする環境に恵まれないことがあるのはデメリットです。

訪問リハビリのメリット

訪問リハビリのメリットは以下の通りです。

  • 利用者の生活場面がみれる
  • 一日あたりの担当が少ない
  • 直行直帰できる事業所もある
  • インセンティブ制度がある

利用者の生活場面がみれる

訪問リハビリでは、利用者さんが普段、どんな環境でどんな困難を抱えているしているのかを実際に見ることができます。

例えば、キッチンで料理をする際の動きや、お風呂やトイレ動作など、日常生活の詳細を把握できるため、その人に合った動作練習を行うことができます。

病院ではあくまでも“想定”の中での練習にとどまるので、“実際”の場面で能力を伸ばせることにやりがいを感じる方は多いです。

一日あたりの担当が少ない

一般的に、訪問リハビリの理学療法士は一日に5〜6件の訪問を行うことが多いですが、これに対して急性期病院では15人以上の患者を担当することも珍しくありません。

少ない件数のため、一人一人に対してじっくりと向き合う時間が取れます。

こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、担当が多すぎると一人一人を細かく診るのってなかなか難しいこともありますが、担当数が少ないと細かいところまで集中して評価ができます。

直行直帰できる事業所もある

自宅から直接利用者の家へ行き、仕事が終われば直接帰宅できる直行直帰スタイルの事業所もあります。

無駄な移動時間が省け、自分の時間をより有効に使うことができます。

PTサク

通勤のストレスがなく、効率的な勤務が可能です。

インセンティブ制度がある

訪問リハビリの事業所によっては、訪問件数に応じてインセンティブが支給される制度を導入しています。

PTサク

努力が直接収入に反映されるため、モチベーションの向上につながります。

病院勤務の場合、どれだけ忙しくても給与が変わらないことが一般的ですが、訪問リハビリではその努力が直接評価される点が大きなメリットです。

「頑張った月は豪華な外食を」なんていうちょっとした贅沢も叶えられます♪

では、実際の訪問リハビリの年収相場について、次の項目で紹介します!

訪問リハビリで働く理学療法士の年収相場

訪問リハビリで働く理学療法士の年収相場は、450万円~600万円程度とされています。

理学療法士の平均年収は約430万円なので、相場としては高いと言えます。

さらに、上述したようにインセンティブで給料を増やすことができます。

インセンティブとは業績に応じて与えられるボーナスで、80件を超えたら一件につき3,000円支給みたいに給料に上乗せになります。

インセンティブの条件は事業所によって異なるので要確認です!

管理職の場合、さらに給料も増やすことが可能となります。

PTサク

お金を稼ぎたい場合、訪問リハビリは選択肢の一つに入ります。

訪問リハビリの求人の探し方

訪問リハビリの求人は以下の方法で探すことができます。

  • 転職サイト
  • ハローワーク
  • 知人の紹介

転職サイト

転職サイトはここで紹介する方法の中で最も多く求人情報を手にいれることができます。

キャリアアドバイザーが履歴書や面接対策のフォロー、内部調査を行ってくれるので、転職活動に不安を抱えている方は登録する価値があります。

僕が利用して良かった転職サイトは以下の記事で紹介しているので参照してください。

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ハローワーク

ハローワークも訪問リハビリの求人を取り扱っています。

全国のハローワークには専門の窓口があり、訪問リハビリ事業所の求人情報が手に入ります。

ハローワークのメリットは、公的なサポートを受けながら求人を探せる点です。

求人の質や安全性が一定基準以上であることが保証されており、未公開求人に出会うこともあります。

知人の紹介

知人の紹介は、信頼性の高い情報を得られる大きなメリットがあります。

同業者や以前の同僚からの情報であれば、職場の実際の雰囲気や業務内容、待遇など、公開されていないリアルな情報を知ることができます。

既にその職場で働いている人から推薦してもらえると、採用される可能性も高まります♪

訪問リハビリの仕事内容や役割

仕事内容

訪問リハビリの主な仕事内容は以下の通りです。

リハビリの提供

施設間報告書を参考に、身体機能の評価をするところから始めます。

リハビリを行う上で一番大切なことは、「利用者さんが望む生活を把握すること」です。

その上でプログラムを立案していきます。

多職種との連携

サービス担当者会議といって、利用者さんが利用するサービス担当者が集まって方向性を確認する会議に参加します。

また、利用者さんに変化があった際や、福祉用具を依頼したい場合などにケアマネと連絡する機会が多いです。

文書管理と報告

リハビリの報告書や計画書を作成して提出する必要があります。

目標や問題点に変更があった場合、文書を基にチームで目標を共有する必要があります。

PTサク

病院勤務と一番違う点は、ケアマネや担当医など他の会社の方とも密に連絡を取ることです

タイムスケジュール

一例として訪問リハビリの理学療法士の一日の典型的なタイムスケジュールを紹介します。

実際の日程は提供単位数や、交通状況などによって異なります。

時間活動内容
8:00 – 8:30出勤後、ケジュールと患者情報の確認
8:30 – 9:00移動:オフィスから最初の患者宅へ
9:00 – 10:00患者A訪問:アセスメントと個別リハビリテーション実施
10:00 – 10:30移動:患者A宅から患者B宅へ
10:30 – 11:30患者B訪問:ADL訓練
11:30 – 12:00移動:患者B宅から患者C宅へ
12:00 – 13:00昼休憩
13:00 – 14:00患者C訪問:屋外歩行訓練実施
14:00 – 14:30移動:患者C宅から患者D宅へ
14:30 – 15:30患者D訪問:バランス訓練・階段訓練実施
15:30 – 16:00移動:患者D宅から患者E宅へ
16:00 – 16:40患者E宅訪問:拘縮予防実施
16:40 – 17:30事務所に戻り、書類業務やミーティング
17:30退勤
訪問リハビリのタイムスケジュール

タイムスケジュールの中の「移動」に占める割合が多いのも訪問リハビリの特徴です。

どの順で回ると効率的なのかも含めてスケジュールを立てることが大切です。

訪問リハビリ Q&A

訪問リハビリに必要な資格はありますか?

理学療法士免許があれば訪問リハビリを担当できます。加えて、呼吸認定療法士や心臓リハビリ指導士の資格があると、幅広い患者層に対応できます。

訪問リハビリを辞める人は多いですか?

訪問リハビリが合わず退職する方も多いです。そのため、見学をして仕事内容をあらかじめ把握しておくことが大切です。

まとめ

今回の記事では、訪問リハビリで働くメリットやデメリットを紹介しました。

メリット
デメリット
  • 生活場面に関われる
  • 担当が少ない
  • 直行直帰が可能
  • インセンティブで給料UP
  • 休みが取りにくい
  • トラブルに一人で対処
  • 体がしんどい
  • 家が汚い場合がある

最大のメリットは、実際の生活場面でアプローチできることです!

もし今後訪問リハビリの分野で働きたい方は、転職サイトに登録して探すことがオススメです。

非公開求人を含め、豊富な求人の中から転職先を探すことができます。

長年の実績で人気があるのは「PTOTSTワーカー」です。

公式サイトPTOTSTワーカー https://ptotst-worker.com/

今回の記事があなたの参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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この記事を書いた人

理学療法士。転職歴3回、理学療法士を辞めてワーキングホリデーに参加した経験があります。主に転職活動を支援するためのブログを書いています。

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