- 理学療法士って何歳まで働ける?
- 定年って何歳?
- 年を重ねたらどんな職場がいいの?
理学療法士の平均年齢は34.7歳と、比較的若い年齢層です。
力仕事ですから、若い人の力が求められますよね。
一方で、「何歳まで働けるのかな?」と将来に不安を抱えている方もいますよね。
そこで当記事では、理学療法士の一般的な定年と、身体的には何歳まで仕事を続けられるのか、実例を交えて紹介します。
理学療法士として長く活躍したい方は、ぜひ最後まで御覧ください。
理学療法士は何歳まででも働ける
理学療法士は高齢になっても専門性を活かし続けることが可能です。
経験豊かな理学療法士の知識は患者様のケアに不可欠なだけでなく、若手理学療法士にとってお手本となる貴重な教科書的存在です。
以下に僕がみてきた強者理学療法士を紹介します。
僕がみた最年長は70代
僕が尊敬してやまない理学療法士の山嵜勉先生は70代後半までご活躍されていました。
僕ら若手が働いている様子を観察しつつ、臨床に一緒に入り指導をしてくれました。
70代でも治療の技術は一級品で、患者さんからも「あの先生にみてもらいたい」という声がやまないほどです。
先生が70代で頑張っているんだから、僕たちが頑張らないわけにはいかないですよね。
現在の職場で働いている理学療法士は67歳
同僚の理学療法士は67歳で現役で活躍しています。
「腰が痛い」と言いながらも、トランスファーなど介助もバリバリで行っています。
60歳を超えても現場で活躍できる教科書的な存在ですよね。
本人曰く、普段から山登りが好きで、足腰が強いのが現場で続けられるポイントみたいです
以上のように、60代~70代まで理学療法士として働けるエビデンスがあります。
理学療法士の定年は60~65歳が一般的
理学療法士として身体的には70代でも働けることを上述しましたが、定年ももちろんあります。
理学療法士の定年退職は60~65歳が一般的です。
その後の再雇用については、個々の医療機関や施設によって条件は異なるため、具体的な状況は勤務先の人事部門などに確認する必要があります。
再雇用後は毎年再契約を更新することが一般的です
理学療法士としてのキャリアを全うするためには、定年後も活躍の場があることが重要です。
理学療法士は何歳でもなれる
続いて、「理学療法士を目指したいんだけど、何歳でもなれるの?」という疑問にお答えします。
結論、何歳からでもなれます!
詳しく説明していきますね♪
養成校の受験規定に年齢はない
理学療法士を目指すための大学や専門学校に、通常年齢制限は設けられていません。
そのため、何歳からでも理学療法士を目指すことは可能です。
上述した理学療法士の同僚はは50代で養成校に入学しています。
夢を追うのに年齢は関係ありません!
就職は年齢制限があるところも
理学療法士になるのは何歳からでも目指せますが、就職となると話は別です。
受験資格に年齢制限を設けている職場があるからです。
特に公務員関係の病院では年齢制限を設けているところがあります。
受験資格が30歳未満や35歳未満に設定している場所が多いです
現在20代で今後公務員関係の病院への転職を考えている方は早めに行動することが大切です。
転職の準備方法は以下の記事も参照してください♪
長く理学療法士として活躍するために大切なこと
理学療法士として長く活躍するためには以下の2点が重要です。
- 健康管理
- 実績を作る
それぞれ解説します。
健康管理
理学療法士は力仕事ですよね。
自分が健康でないと、患者様の介助が大変になります。
偉そうなこと言ってますが、僕はヘルニア持ちなので、介助に大変な思いをしています
僕みたいに体に悪いところがある方はなおさら自分の体を鍛えておく必要がありますよね。
僕はオンラインフィットネスの「SOELU」に入会して、おうちで鍛えています。
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実績を作る
60代を超えてからも20代と同じように現場でバリバリ働けるかは不安ですよね。
そこで理想形としては、山嵜先生のように、現場でアドバイザーとして活躍することです。
肉体的には楽になります
そのためには実績を作ることが求められます。
実績を作るためには専門性に特化した手技を身につけることや研究論文執筆が必要です。
実際に山嵜先生も70代を過ぎてからも本を執筆されました。
ハードルは高いけど、長く理学療法士として活動したい方は通るべき道かもしれませんね。
関連記事:理学療法士のセカンドキャリアはどんな仕事がある?資格を活かせる仕事を紹介
年を重ねてからも働きやすい職場
年を重ねてからの職場では「身体的負担が少ない」場所を選ぶことがオススメです。
具体的な仕事内容や給与面などは転職サイトに登録すると情報を得やすいです。
以下に年を重ねてからオススメな職場を紹介していきます。
デイケア
デイケアは在宅生活を送れている方が利用するので、介助量としては比較的軽めです。
介護予防の運動療法や自主トレ指導することが主な仕事となります。
注意点として、入浴やトイレ介助が業務に含まれるかどうかを確認する必要があります
これらの介助が必要な場合、職場での体への負担が大きくなる可能性があるためです。
業務内容に、車の送迎が含まれることもあるので、理学療法士の仕事にこだわりたい方は不向きな可能性もあります。
訪問リハ
訪問リハは一日当たりの利用者数が少ないため、体の負担が少なくて済みます。
移動が大変だったり、時間に追われたりする大変さはあります
非常勤で時給3,000円~4,000円ほどもらえる事業所も珍しくないので、半日で1万円以上稼ぐことも可能です。
関連記事:理学療法士の時給はいくら?平均時給や時給3,000円以上もらえる職場を紹介!
効率的に稼いで、体の負担を減らしたい方にはオススメです。
有料老人ホーム
有料老人ホームで生活している方が、より快適に生活できるよう福祉用具の提案や動作指導を実施することが主な業務となります。
必要に応じて助手さんに介助指導することもあります
利用者の多くが病状が安定しているため、リハビリ実施時の懸念材料が少なくなります。
中には介助量が多い利用者様もいらっしゃるので、そのような場合は一人で無理する必要はありません。
助手さんと協力して介助をすると、体に無理な負担がかからなくて済みます。
まとめ:理学療法士という仕事は何歳でもできる
今回の記事では、理学療法士は何歳まで働けるかをテーマに紹介しました。
定年は60~65歳が一般的で、それ以降は再雇用を契約していくことが一般的です。
身体的に理学療法士をいつまで続けられるかという疑問に対しては、結論、自分の満足するまでできるというのが僕の答えです。
その理由は70代後半まで理学療法士として活躍した前例を見ているからです。
理学療法士として何歳まで働けるか不安を抱えている方が、「70代まで頑張っている方もいたんだ!」と勇気を与えられれば嬉しいかぎりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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