理学療法士として楽に働ける職場を教えて欲しいです
理学療法士は職場によっては非常に忙しく、身体的にも精神的にも疲弊しやすいですよね。
そんな時、「楽な職場で働きたいなぁ」と思うのは自然な流れです。
そこで当記事では理学療法士が楽に働ける職場について紹介します。
実際に僕も比較的楽な職場で働いた経験があるので、体験談もあわせて紹介しますね
僕が楽に働ける職場で働いた経験談
僕が最初に働いた病院は毎年研究があったし、説教は2時間くらいされるし大変な職場でした
そこからワーホリの経験を挟み、次の職場に選んだのは「楽に働ける職場」です。
「楽」の定義は人それぞれですよね。
- 人間関係に悩まされない
- 身体的負担が少ない
- 精神的負担が少ない
「人間関係に悩まされない」かどうかは就職してみないと分からない点もありますが、現在は転職エージェントを利用すれば、職場の雰囲気を確認してくれます。
僕は、職場の雰囲気を確認した上で、身体的・精神的負担が少なそうな職場を選びました。
結果、ストレスなく働けるし、仕事に対して前向きになれましたよ♪自ら学会発表をするようになったり、とにかく理学療法に取り組む姿勢が改善しました。
結論、楽に働ける職場と聞くと、「サボりたいだけでしょ」と思われるかもしれませんが、仕事に対して今まで以上に前向きに取り組むチャンスを得ることにもなります。
楽に働ける職場3選
ここからは楽に働ける職場を紹介します。「楽」という言葉を、サボるなどマイナスの意味で捉えるのではなく、身体的・精神的負担が少なく働ける職場という意味で紹介している点は誤解のないようにお願いします。
療養型の施設・病院
療養型の施設・病院は患者様の状態変化が少ないため、治療プログラムの立案などに悩まされる頻度は少なくて済みます。
ベッドサイドでの訓練場面が多いため、一人の空間でゆっくり仕事に取組みたい方にもオススメです。
リハビリ室だと、周りのスタッフにも見られている気がして精神的に疲弊しますよね
急性期などと比較すると入退院の頻度も少ないため、書類作業は少なくて済むので残業も少ない傾向にあります。プライベートを充実させたい方にオススメです!
デイサービス・デイケア
デイサービスやデイケアは状態が安定している方が多く、リスク管理にそこまで追われないので精神的負担は少なく訓練に取り組めます。
急性期の離床と比べたら、精神的な負担は比較するまでもなく楽です
自分で立ち上がりまではできる方も多いので身体的負担も少ないです。トランスファーの介助をすることも少ないですよ。
一日に担当する利用者の量は多いので、時間に追われる場面もあり負担に感じる可能性もある点には注意が必要です。
訪問リハビリ
訪問リハビリは一日5件程度の事業所も多く、担当数が少ないことがメリットです。一日に10名以上リハビリをしているセラピストからしたら半分以下になるのでかなり負担は減りますよね。
状態も安定している方が多く、リハビリに取り組みやすい環境で仕事ができます。
一方で、車や自転車移動の身体的負担や、家族との関係性構築に精神的負担がかかるなどデメリットもある点には注意が必要です。
訪問件数に応じてインセンティブが支給される事業所も多く、仕事量が「報われる」と感じやすいです。病院ではどれだけ単位を取得してもお給料に反映されないですからね
子育て世代は「時短」を取る方法もある
子育て世代の方の場合、急に職場を変える選択肢は取りにくいですよね。
楽な職場には行きたいけど、環境を変えるリスクもあるし、有給休暇がゼロになると子供の体調不良でも休みにくいですよね
そんな時は「時短を取る」ことが一つの解決先になります。
僕の職場では男性も積極的に時短を取得しています。大体2時間は時短を取得していますよ。
時短は子供が3歳になる前日まで取得できるのが一般的ルールです。職場によっては小学4年生になるまで取得できる場所もあります。もし転職するとしても、時短が取れる期間も事前に確認しておきましょう。
時短勤務については以下の記事も参考になります。
働きやすい職場に出会うためにやること
楽な職場に出会うためには自分で行動する以外にはありません。
具体的には、
- 今の職場で働き方を変える
- 転職
今の職場で働き方を変えることは、前述したように「時短」を取得して時間的余裕を作ったり、部署を変えてもらうことで負担を減らすことです。
部署異動の希望を出すのは言いにくいですし、結局は循環するので、いずれ大変な部署を担当することになり、辛いんですよね…。
こんな悩みを抱えている方は転職を視野に入れるのも手段の一つです。
「やりたいこと」を求めて転職するよりも、「絶対やりたくないこと」を整理して転職先を探すことがオススメです。
結局は「やりたくないこと」が精神的・身体的負担となりストレスを抱えることが多いですからね。
職場の人間関係など内部事情も把握して転職したい方は転職サイトの利用がオススメです。理由は転職エージェントが聞きにくいことも全て情報収集してくれるからです。
僕が使ってみてオススメできる転職サイトを以下で紹介しますのでぜひ参照してください
今の職場環境に疲れたら、楽をするのも選択肢!
「仕事に一生懸命取り組むのが美徳」と考える日本人は多いですよね。
これは僕の偏見かもしれませんが、理学療法士にはそういう方が多い気がしています。
「休日を返上して研修会に行くのは当たり前!」「自己研鑽はしっかりしろ!」みたいな。
でも僕は決してそうは思いません。そんなに追い詰めていたら、仕事は辛くなり楽しいとは思えないからです。
今回の記事では「楽に働ける職場」として紹介しましたが、楽の延長線には「楽しく」働ける職場に変わっていく可能性は大いにあります。
今回の記事が「楽」で「楽しく」働ける職場探しに役立てば嬉しく思います。
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